「バックパッカーって何?」という質問に答えていきます。
バックパッカーとは1970年代の私にとっては「家財道具を背負ってウイルダネスを旅する人」です。日本でのバックパッキングブーム(1970年代~1980年代)のアウトドアマンはきっとそう理解していると思います。
しかし現代では非常識です。
ランニング = バックパッキング とすれば
ランナー = バックパッカー となります
単純に解釈すれば「荷物を背負う人」とでもなるのでしょうか?
1970年代「バックパッキング」といえば前記したように「家財道具を背負ってウイルダネスを旅する人」という概念がありました。
「ウイルダネス」とは人間の手が付けられていない秘境の地です。ですからフィールドは登山として山頂を目指すだけでなく、海・川・無人島・湿地帯・森など多岐に及びます。
いったい何時、リュックを背負って海外を旅する人 = バックパッカーとなったのでしょうか?私は知りません。
自分の時代のバックパッカーは=自然保護の考えを持つナチュラリストでした。現代では当たり前のようになった「自然保護」の考え方を持つ人はまだまだ少数派でした。だから理解をしてくれる人も少なかった。
文明の手がついていない自然に魅了されてザック一つで何日も自然の中で過ごしたい。そして自然破壊のダメージを小さくしたい。そのために自分に何ができるかを考えて行動していました。
アメリカでは「シエラデザイン」をはじめ自然に対するローダメージPRがとても盛んな時期でしたが日本では一部の人たちの考えでした。