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外囲炉裏作り徹底解説(ついに作った編)

投稿日:2020年5月10日 更新日:

いつでも炎の揺らぎをじっと見ていられ炭火焼きを楽しめるそんな昔話に出て来るような「囲炉裏」が欲しいと思ったことはありませんか?でも家の中に作るのは無理。ということで私が庭に外囲炉裏を作り、だめにし、そして復活させた事を配信します。参考にしていただいたり楽しんでいただければ嬉しいです。

この記事は「5年前ついに作った編」です。

<この記事を読んで得られること>

①焚火好きな人に楽しんでもらえると思う

②DIYでの外囲炉裏作りのノウハウを得られる(我流ですが・・・)

<目次>

①外囲炉裏作りを決意するに至るまでの事

②設計

③見積

④木材調達

⑤塗装

⑥組み立て

⑦基礎・土台作り

⓼防雨対策

⑨セッティングして完成

⑩まとめ

1.外囲炉裏作りを決意するに至るまでの事

 

1-1 外囲炉裏作りを決意するに至るまでの事

昔から炭や焚火が燃えている時の熱・炎の揺らぎ・そして炭火で焼いて食べることが大好きです。よく庭でバーベキューコンロで焼き肉したり、七輪を山に持って行ったりしていました。17年前に家の新築をするときに、あこがれていた囲炉裏を作ることを妻に提案しましたが、藁ぶき屋根じゃないと予想どうり即却下(泣)次に薪ストーブを提案するがこれも却下(汗)結局和室に実家の蔵に50年間あった陶器の火鉢を置いて炭焼きを楽しむことが了承されました。

火鉢も冬場は楽しく、餅・焼きおにぎりなど焼いて楽しんでましたが、肉・魚など煙の出るものは(当然?)禁止。肉を焼きたいときは、庭にバーベキューの準備をしなければなりません。

10年後・・・

知り合いの猪肉料理店で四寸の角材を使った素晴らしい囲炉裏を見てしましました。こんな囲炉裏で思い切り炭火焼肉や焼き魚とかやってみたい。そういえば新築した時いただいた床柱用の角材がある。もう10年経ったからいいんじゃないか?これで庭に外囲炉裏を作ろう!!と決意しました。

2.設計

仕事中も考え続けて設計をしました。どうやればいいのかググりまくって。

2-1 大きさ・・・900mm×1200mmmm(6人で囲めるように)

2-2 高 さ・・・囲炉裏の木材の下面が地面から50mm上がり(家の中の囲炉裏をイメージし周りに筵を敷いて囲む予定)

2-2 場 所・・・午後日影が出来るところ。

2-3 組み立て・・・出来る限りセメントを使わずに解体出来るようにしたい。

3.見積(5年前なのでざっくりです)

妻に話すと、予算は1万円まで。無理なら諦めてとのこと。

①木材(頂きものなので)・・・0円 ②床柱の製材・・・1500円 ③砂利(礎のレベルを調整用)・・・1200円 ④砂(ブロックと灰の間の隙間埋と断熱用)・・・400円 ⑤耐火煉瓦(木材と炎の断熱用)18個・・・5000円 ⑥コーナー固定金具ステンレス 4個・・・2500円 ⑦ステンレスビス(金具用)・・・800円 ⓼塗料(キシラデコール)・・・5000円 ⑨ポリカーボネート版(雨用のカバー)・・・2000円 合計・・・18400円  ※予算オーバー

●煉瓦・・・普通のレンガに変更(囲炉裏のサイズが大きめなので耐火でなくても大丈夫と判断)3000円削減

●塗料・・手持ちの柿渋+蜜蝋に変更の(ググりまくって屋外用にも使われていたことを発見し蜜蝋でさらに防水効果を期待)5000円削減

これで何とか予算に収まった。

4.木材調達

①こちらの地方ではが家を新築する特に床柱を送る風習があり、妻の実家の知り合いの名家の家の人から余っていた桜と欅(合計2本)を頂いていました。

②しかし結局ハウスメーカーで建てたので使うことなく処分も出来ず10年間保管していたんです。

③屋外で使うには忍びなかったが10年たったので実家の了解をいただき使うことにしました。

④軽トラで製材所に持って行ったら1本750円で製材していただきました(思ったより安くてラッキー)

5.塗装

当然最初は縁側にも使っている屋外用の有名塗料「キシラデコール」を考えましたが

①木目がきれいに出ないこと ②高額で予算が出ないこと

でググりまくり日本古来「柿渋」+「蜜蝋」で防水塗装をしている事例を見つけて、これなら自宅にあるので費用が掛からずきれいに仕上げられると決断しました。

柿渋は最初は発色しませんが塗り重ねて時間を置くと木目も輝きなんとも美しい飴色になりました。これに蜜蝋を塗り込み仕上げました(完璧!!)

6.組み立て


①リビングに梱包用にしていた毛布を敷き

②金具を合わせて穴位置を出し、下穴をあける

③全体を調査しながらビスを締め付けていき囲炉裏の木材部完成

7.基礎、土台作り

①囲炉裏の大きさより少し小さくなるブロックのサイズを組み合わせて基礎の大きさを決定

囲炉裏・・・900×1200

基 礎・・・760(190×4) × 1140(190×6) ※木材が140角なのでOKと判断

②基礎の場所より大きめの範囲を50mm掘り地固めをして砂利を敷き詰めさらに地固めする

③砂利のレベル出し・・・道糸を6本張り、水レベルで砂利の表面が水平になるように調整する。

④基礎のブロックを隙間が出ないようにしき詰め、さらに水平になるように調整する。

●ここが一番大変で一日掛かりでした●

8.防雨対策


対候性にス優れた「ポリカーボネート板」を載せました(側面は※当初は側面にもプラダンのカバーを作りました)ホームセンターの人に聞いたりいろいろと考えた末傾斜を作るため中央に10mmくらいのガーデニングポールを置き、両端に板を置き石で重しにしました。

9.セッティングして完成です


①囲炉裏をのせ、レンガを置く(煉瓦の加工・・・半端になる煉瓦は切込みを入れてたたいて作ります)

②基礎の上にまず砂を敷き詰め、その上から灰を敷き詰めて完成!!お疲れさまでした。

10、外囲炉裏のつくり方まとめ(あくまでも我流です)

①角材を準備する・・・ホームセンターの物でOK(出来れば防腐処理済みがいい)

②庭のスペースに合わせた設計をする。

③予算に合わせて見積もりをする。

④囲炉裏本体に屋外塗装を行い井形に組み立てる。

⑤囲炉裏の内側に置く煉瓦を加工、準備する。

④基礎は地盤を固め砂利を敷き詰め平行を出す(水レベル出しだと正確)

⑤基礎ブロックを隙間が出ないように並べ砂を敷き詰めた後灰を入れる。

⑥防雨対策としてポリカボネイト板で蓋をする。

お披露目

2週間後のお正月、妹家族にお披露目をしました。私がいかに自慢したか今では恥ずかしい限り💦

今回はこの辺で、

→その後の事は次回「外囲炉裏満喫&大失敗・・・」に書きます。

 




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