囲炉裏のある生活がしたい。でも家の中では無理。ならば庭に作ってしまおう。と考えている人いませんか?この記事は5年前(2015.12)にその夢をかなえた私が外囲炉裏生活を満喫し2年半後(2018.7)にはだめにしてしまうまでの体験を配信します。※囲炉裏を作るまでの記事は(「5年前についに外囲炉裏を作った編」)を見てください。
この記事で得られること
①外囲炉裏のある生活の楽しさが伝わる
②屋外塗装の具体的失敗談から学べる
<目次>
1.ついにできた外囲炉裏
2.満喫生活
3.塗料で大失敗
4.諦めて放置した結果
5.修復計画
6.まとめ
7.大事な囲炉裏が焦げた時の話
■1.ついに出来た外囲炉裏
家を建てるとき頂いていた桜と欅の床柱を使って試行錯誤しながらついに完成しました。
妹夫婦を招待沿た時に妹の旦那から「だんだん高さが上がってくるやろうな」と言われました。
自分は古民家にある車座になって囲む囲炉裏をイメージして作りました。土の5cm上が囲炉裏の下端になります。
周りに筵などの敷物をして座布団を敷いて座るイメージです。
しかし最初に雨が降った時雨の跳ねが囲炉裏にもろに掛かり汚れてしまいました。このままでは囲炉裏がダメになるとプラスチック段ボールでカバーを作ったりいろいろ試し半年後(2016.7)基礎の上にブロックを重ねて10Cm高くしました、これで囲炉裏の高さは5cm+10cm+木の厚み14.5cmで約30cmになり、低めの椅子に腰かけて使うようになりました。
■2.満喫
□まずは炭を入れ鉄瓶でお湯を沸かしお茶を飲みました
※柿渋+蜜蝋ワックス塗装が輝いています。
□お正月には親と妹夫婦にお披露目をしてお茶会をしました。
家族や実家の親を招いてでバーベキューをしました。
□友達をと炎を楽しみました
よく晩御飯を囲炉裏で食べ、そのまま炎を見て過ごしました。
■3.塗料で大失敗
□柿渋は木目を生かした屋外塗料には不向き
雨に濡れると次第に柿渋が流れていきます。重ね塗りをしていくうちに撥水効果がある塗料ですがこまめに上塗りをする必要がありその場合は木目を生かした塗装にはならないと思います。今回屋外に柿渋を塗ったのは失敗でした。蜜蝋ワックスをぬって重ね塗りが出来なくなったのはさらに大失敗でした。
□塗装が落ちていく囲炉裏をどうすることも出来ず、見た目が悪くなった囲炉裏で石板を使ってハードな焚火をするようになり完成から2年半が経過(2017年夏)ちました。楽しくはあったけど愛情が薄らいでいるようで悲しい思いもありました。
□3-2.ついに白木に戻ってしまった(泣)
そうこうしているうちに台風や大雨もあり、仕事も忙しかったりで使わないときはポリカーボネート板のカバーをしたまま放置して2018年になりました。・・・下側以外の塗料は全てなくなってしまいました。最初に作った時のように大切にしなくなり、大きな木を焼いて焚火をしたりしていました。このころちょっとした失敗で囲炉裏に火が付いて焦がしてしまいました。悲惨な状態になっている囲炉裏を見て、このまま朽ち果ててしまうのは可哀そ過ぎる自分の責任だ。と自責の念に駆られました。解体して元々床柱だった木材を雨のかからない縁の下に避難させました。
■5.修復計画
どうしたらいいんだろう。ウッドデッキ用の専用塗料(キシラデコール)が一番いいのはわかっているが、自宅の濡れ縁に塗っている木目が見えず艶もない状態を見て
「いやこんな外囲炉裏は嫌だ・・・だが・・・」木工をしている知り合いに聞いたり、ググりまくったり・・・囲炉裏の無い生活が1年が過ぎました。その後については「ステイホームで囲炉裏復活」の記事を書こうと思います。
■6.まとめ
①柿渋+蜜蝋ワックス塗装は木目がきれいで光沢があり紫外線を浴びて色が変化していき素敵。
②柿渋は日本古来の屋外塗装と思ったがたびたび重ね塗りをしなければならないので屋外には不向き。
③蜜蝋ワックスを塗ったので重ね塗りがうまくできなかった。
④忙しい中ついに塗料がすべて剥げてしまった。
⑤悲しくて解体した。
■7.大事な囲炉裏が焦げた時の話
(2017年12月)もうすぐ長男が大学進学で遠方に行く。もうこの家で一緒に暮らすことは無いかもしれない。年末初めての一人暮らしを前に長男が友達3人を自宅に呼んでお泊りの日。「おれは入らんから」と言って外囲炉裏に火を入れ準備した。スペアリブを奮発しノンアルのシャンパンも冷やした。囲炉裏の上には暖色の明りも付けられるようにセット。高校時代のそして自宅で過ごした思い出にしてほしい。20時には炭もいい感じ「父:おい囲炉裏の準備が出来たから庭にこんか?」→「長男:まだいいわ。」→「父:そうかじゃあ火の番しとくから・・」22時「父:そろそろどうか?」→「長男:外は寒いからなあ・・・」→「父:24時迄は火を入れとくからいつでも来いよ」→「長男:うん。」24時「父:どうか?」→「長男:やっぱ寒いから今日はいいわ」→「父:そうか・・・・・」その後アルコール入りシャンパンを飲みながら父は1人でスペアリブを焼きました。終わった時2階にまだ灯が付いていたので大きな焚火をしました。炎が大きくなり囲炉裏が炎で炙られているのを眺めながらなんだか心が癒されるような感じがしました。